XMLの基礎知識メモ(1)
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XMLはeXtensible Markup Langageの略。オブジェクトとして管理できるようにデータが記述、定義される。
XMLの目的は、プラットフォームに依存せず、拡張可能で、自己記述的および自己包含的なやり方でデータを表現する方法を提供することである。
XML自体は情報を表示する機能を持っておらず、データとデータ構造についての情報を提供しているに過ぎない。
XMLドキュメントでは整形式=形式が整えられている必要がある。
・すべての開始タグは、対応する終了タグを持たなければならない
・属性値は引用符(")で囲まなければならない
・ドキュメントには重複タグがあってはならない
・タグの記述に予約文字を使う場合は、該当するエスケープシーケンスを使って記述する
このガイドラインに違反しないドキュメントは整形式ドキュメントと言われる。
開始タグと終了タグがペアになったものを「要素」と呼ぶ。
下記の予約文字はエスケープシーケンスを使って書き換えること
< < > > ' ' " " & & ドキュメントをロードするときに、[&]は[&]に置き換えられる。
XMLにはデータを記述するため、プラットフォームや言語の違いに制限されること無く、アプリケーション間で情報を容易にやり取りできるのである。
ルート要素とは最も外側に記述する要素のこと。必ず1つでなければならない。
XMLのコメントは
<!-- コメント -->
で記述する。
<![CDATA[ 囲まれた部分は解析されない。XMLパーサーはこの部分を無視する ]]
XMLの文法を定義するにはDTD(Document Type Definition)を作成する必要がある。
DTDには、ドキュメント内に記述する要素、その要素に記述するデータや属性、要素を記述する順序などを指定する命令をひと通り定義する。
DTDはXMLパーサーにドキュメントがDTDの定義に対して妥当かどうかを確認させる目的を持つ。
ドキュメントとDTDを関連付けさせるためにはDOCTYPE宣言を使う。