Going my way

いいなと思ったことをメモしていきます。

証券アナリスト1次 経済 の勉強法まとめ


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証券アナリストの経済学を受験してきました。

証券アナリストの1次試験は、

「証券分析とポートフォリオ・マネジメント」

「財務分析」

「経済」

の3科目があって、それぞれ科目ごとに受験することができます。

試験は春・秋と年に2回あって、僕は春に経済を受けてきました。

郵便受けを見ると、合格通知がきていたので、これだけやれば大丈夫、といえる勉強方法をまとめておきます。

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1.はじめの一歩

最初に読むべき本は、

試験対応 らくらくマクロ経済学入門(茂木喜久雄 著)

試験対応 らくらくミクロ経済学入門 (茂木喜久雄 著)

です。

公務員を含む経済系の試験を受ける人は、まずこの本から入って間違いないです。中にあるグラフは意味を理解した上で白紙に書き出せるようにしておくといいです。試験中にグラフを思い浮かべて解く場面もけっこう出てくるでしょう。本試験までに5回以上は読み返したいところです。

なお、らくらく経済学入門シリーズは、計算編など出ていますが、証券アナリストレベルの経済ではここまでやる必要はありません。

 

2.得点力を上げる

上に挙げたらくらく経済学シリーズで、経済学の基礎を身に付けます。

ここで学んだ基礎知識を得点に結びつけるために、次にやるべきは過去問です。

過去問は、TACのものが良いです。

証券アナリスト1次試験過去問題集 経済

TACからは過去問以外にも教科書みたいのが出ていますが、これはキーワードを書きだしただけで、恐ろしく学習効率が悪いです。迷わずらくらくシリーズを使いましょう。 

過去問を見るとわかりますが、ミクロよりマクロからの出題の方が多いです。らくらくシリーズで拾いきれていない論点は、このTACの過去問集をやることでカバーできます。

なお、マクロ経済の経済成長理論は、理解に時間がかかるわりに出題率が低いと思ったので、僕は捨てました。それでも十分合格点は取れます。

満点を狙わず、必要ないところは大胆に捨てることも、社会人の資格受験には大事なことです。

過去問も、1度解いただけでは得点力にはならないと思うので、5回くらいは復習しましょう。忘れる前に復習することが大事です。

残業がかさむときなどは、なかなか復習の時間がとれないと思うので、気付いたときに復習するようにしていました。

 

3.仕上げに

過去問をやっていると、経済常識といえるような出題がけっこうあります。これは、普段から新聞を読んでいれば「常識」といえることですが、試験のために新聞を読むのはコストパフォーマンスが悪いです。

経済常識の知識を身に付けるために、下記の本を読んでおくと、試験にも役に立ちます。

現代の金融入門 [新版] (ちくま新書)

この本は、いわゆる常識レベルの経済を丁寧に解説してくれている良書です。通勤時間や昼休みなどにパラパラと読んでおくことで、得点力の底上げになります。

ここまでやっておけば、まず間違いなく合格ラインです。

試験中に「全然わからない」と困惑するような問題は3問以下になるはずです。

勉強時間は人によると思いますが、最低50時間以上の勉強時間の確保はしておいた方がいいと思います。

他の試験も合格したら随時、勉強手順をまとめていきます。

これを読んでくれた誰かの勉強の一助になれば嬉しいです。